最終章〜不協和音〜

ダイビングを終えた僕らは、レンタカーを借りて、
街へと出て行った…
目的地は、モンスターバーガーで大きなハンバーガーを買って、
その後、バンザイクリフへ行くこと…
モンスターバーガー…人の顔ほどもあるハンバーガーとのことだったが、
まあ、普通よりもちょっとでかいかなってサイズ…
しかし…縦に厚い…食べきったが、完全にもたれていた…
そして、バンザイクリフ
ここは戦時中、多くの人が身を投げた場所…
戦争の悲惨さを感じる場所でした。
他のメンバーは忠魂碑の前で記念撮影をしていたが、
こういう所で撮影することをあまり好まない僕…
ここで写真に写ることは遠慮しておきました。
何故って??それは秘密にしておきます。
このバンザイクリフ…水深20mの所にも同じ石碑を建てているそうで、
印象的な言葉が目に飛び込んできた…
アメリカ人たちは我々を殺さなかった…むしろ保護してくれた…
すごく切ない気分があたりに漂う…何となく、みんなみたいにはしゃぐ気にはなれなかった…
何でだろうなぁ…
バンザイクリフを後にして、一度ホテルに戻り、レンタカーを返却した。
そして、部屋にも戻らず、何をするか、どこに行くかも分からないまま、
Fくんがタクシーを呼んだ…
AくんやNさんがK-instに何をするかを確認しているうちに、
タクシーが到着した…
Fくんはタクシーが来たから…と、さっさとタクシーに乗り込んだ、
Mさん、Rさん、K-instもそれに続いた…
とりあえず、僕、Nさん、Aくんの三名が後ろのタクシーに乗った。
行き先はDutyFree…
昨日行ったところに何故、今更…
DutyFreeに行くのなら、何故車を返却したのか…
何やら不穏な空気が漂う…
おそらく、追加の酒を買いに行くのを避けたかったのだろう…
そして、DutyFreeに入るものの、特にやることはない…
僕らはK-instに告げて、DutyFreeから外に出た。
今度はK-instはこちらのほうに来た。
この時、夜に飲むのを避けていたことを告げた。
やっぱり…ここまで満場一致で進んできたが、
この一つの出来事で、何か不穏な空気が漂った…
団体行動の難しさなのかもしれない…
その後は、やけにでかいティーボーンステーキを食べ、ホテルに戻った。
そして、前夜と同様、部屋で飲んでいた…
何か、違和感を感じながら…
この違和感の正体は、最後まで不明だった…
そして、朝を向かえ、空港へ向かった。
飛行機に搭乗し、一睡もしてなかったので爆睡…
いきなり、機内食で起こされたが、食べたことさえ覚えていないが、
どうやら無言で食べていたらしい…
名古屋を経由し、成田に到着した。
成田空港でログ回しをした…
気の許せるメンバー…最高の環境の下での旅だったと思う。
ログ付けが終わり、K-instは東京事務所へ、他の人は表参道へ向かうようだが、
僕はいち早く、その輪を離れて、横浜へ戻っていった。
僕は、もともとダラダラとその場に残るのは好きではないし、
それに、何となくみんなと離れて一人になりたい気分だった。
だから、表参道には行かなかったし、さっさとその場を離れた。
僕は、みんなに別れを告げて、その場を去った。
ダイビングは物凄く楽しかった。
以前にもまして、ツアーでラパスに行きたい気持ちが強くなった。
でも、FDというのはダイビングが全てではないことを思い知ったものでもあった。
海でも陸でも楽しかったと思えるからこそ、最高なんだなって…
僕にとって、サイパンは区切りをつけるFDとして参加した。
そう…ここからなんだ…
新たな航海へ…
さてと…そろそろ行こうかな…



って、やっと終わったし…ww