彼女

さてさて、大学の時、ずっと付き合ってた彼女が帰国してました。
帰国することは知っていたし、迎えにきてって言われてたので、
律儀にも迎えに行きました…
相変わらず豪快な性格でしたが、やっぱり、ちょっと変わったかな…
以前より日焼けして、やせた僕を見て
驚いてましたね〜
確かに、大学時代は彼女と同棲してましたし、
飯をちゃんと食べてましたから、
体重もありました…
日焼けが苦手な彼女…美白には異常なくらい詳しかった…
そこも全く変わっていませんでしたね…
大志を胸に抱いて、カナダへ出発したあの日から、
何日たったのかな…
ちょっと昔を思いだしながら、話をしてました
お互いの心がすれ違った別れではなかったし、
嫌いになったってわけでもない…
でも、お互いの人生で、再びお互いの道が交わることはないかもしれない…
でも僕は後悔はしてない…
だって、やらないで後悔するなら、やって後悔したほうがいいと思うんだ
彼女の幸せそうな笑顔を見て、正直ホッとした
次に会うときは、夢をかなえたって報告を聞きたいな…
カナダに向かったあの日、僕が彼女に言った言葉を胸に頑張ったんだって…
何て言ったかな…
確かこんな感じだっけか…
「夢を追うなら、とことん追えばいい…
掴めそうになったら、そのまま駆け抜けな…
追って、夢が破れたら、やり直せばいい…
そのやり直す道の途中で、必ず手を差し伸べるから…
失敗なんて恐れないでね
かないそうなときは、思いっきり背中を押すよ…」
こんな感じだったかな…
もっとクサイ台詞だったかも…
再びカナダに渡る日には、あの時と同じように、じゃあ、またね…と笑顔で送ろうか…